わたしの心

詩 綴りたい

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

赤に染まる

それは酷く鮮やかで 艶やかで 初めて見たものではないはずなのに その時の色はとても綺麗な赤で いつも目にしている赤よりも それはもうとても特別なものに見えた 綺麗な綺麗な穢れ無き赤 その色に一瞬にして染まりたいと そう思った その赤に染めてほしいと…

共に隣へ

期待して期待して、逆に自分も期待されて 貴方とならばどこまでも、と そう信じきり生きてきた それが当たり前のように でも実際は違っていたのね 貴方は見据えていた これからの未来を これからのわたし達のことを 先のことを常に考えていた 気づけなかった…

決断

生まれ変わってもわたしはわたしだわ 前世や今世、来世 信じないわけじゃない 再び貴方に出会えるのならば わたしは迷わずにこの身を捨ててでも叶えてみせる 貴方とともに過ごした日々は偽りなんかじゃない 貴方が進んでいく道とわたしが進んでいく道は いば…

消えてくれ

寒い 寒い 寒い 風が冷たい 心も冷え切っている 暖かいものに触れると空しくなる 哀しい 悲しい こんなにわたしは非人情だったかしら むかしはきっともっと人に対して優しく接せられてた 今じゃもうその頃の記憶も掠れてしまって あの頃はどうだったんだろう…

変わらない変えられない

わたしに魅力があれば 君はきっとよそ見なんかしなくなって わたしだけを見てくれるのかな…?? なんて愚問なことを考えてしまう。 いつになればわたしはわたしの、 そのままの姿を愛してくれる人に出会えるのか。 自問自答して自ら自分を傷つけて。 心の傷…

忘れるわけがない

生まれ変わりたい 別の人間に わたしではない誰かに 生まれ変わりたい 努力はしてきたつもりだが それでもまだ周りの人はわたしの成長を待っている 期待されるのは疲れるし 実際のところ疲れ果てている そんなにわたしはだめな人間なのだろうか これでも頑張…

レール通りには進まない

溢れる 零れ落ちる 滴る 滾る 欲 幾度となくそれは繰り返す 止まることを知らない 如何に正論を並べ揃えたところで わたしはいつまでも従ったりしない 抗い続ける そう決めたんだ わたしを所有したい人などいても困る 排除しよう 抹消しよう 粉々に消してし…

恋泡沫

恋愛している時の、 恋の駆け引きをしている時の あのドキドキ感がわたしは好き 相手から好意を持たれていると分かっていても 自ら好きだと告白するよりも どうやって相手から、 如何にしてわたしへ好きだと言わせるのか そういうやり取りも好き 恋をしてい…

満足感

価値など無い。 わたしにとっても、あなたにとっても。 わたし自身に価値がないから。 結論突き詰めても突き詰めても きっとわたしの考えは変わらないはずよ。 生きていていいのかな、とか 自死を選ばなくてもいいのかしら、とか 色々いつも頭の中で思考が巡…

眠れない日の過ごし方

よく、夜更かしは美容の天敵だというけれど 眠れない夜なんて沢山ある。 今日もそんな日常の一部で。 眠れない。 何かを考えてるわけでもなく 睡眠薬を飲んでいるのにもかかわらず ただただ眠れない。 眠気はすこしあるのよ。 あくびだって出ちゃうし瞼は重…

最後の日

普段と同じメイク 普段と同じような服装 でも今日は特別な日 ドレスアップしてとびきり華やかなメイクして 沢山の人の前に立ち視線を感じる中 私にだけ照らされるスポットライト 歌っている時だけが一番自分が輝いているって感じるの 観客の前で私だけの歌を…

玉座のアリスはお飾り

希望はない なにも感じない 何も怖いことなんかないさ 君は君の思う通りに、 生きていけばいいんだからね。 この国はアリスの国だろう? アリスの思う通りに、 思うがままに生きていいんだよ そのための国だからね。 民を思い心を痛める必要はないんだ。 だ…

悪夢じゃなければいいいねお

真っ黒な真っ黒な、黒いリコリス リコリスの花は好き でもどうにも昔から真っ黒なリコリスだけは 不吉なイメージが払拭できなくて。 あなたが住んでいるところは そんな真っ黒なリコリスに四方八方 海の向こうにすら行かれないほど咲き誇っている この花たち…

一夜限りのシンガー

憧れてた。 煌びやかな、そんなステージに立て歌っている君に。 沢山のスポットライトを浴びて 沢山の観客の目線の中。 堂々としていて凛としていて。 裏方の私はスポットライトにも観客の目線にも映ることなく。 ただただ、毎日掃除をしたりする。 それだけ…