わたしの心

詩 綴りたい

キラキラ星

星空の下で輝くわたしたち。

 

いつもみんなで仲良く嗤って。

 

 

でもやっぱりたまに来る旅人さんたちは

わたしたち人形のように

長くは生きられない。

 

わたしたちには持ってない。

 

それは「死ぬ」ということ。

 

 

人間っていうんですって。

素晴らしいのよ、彼らは。

 

 

自分たちの感情がとっても強いの。

 

 

愛すことや、嫌うこと。

 

信じること、疑うこと。

 

 

人形のわたしたちはそんなこと

一切考えないわ。

 

 

そんなこと考えたりそんなこと思ったりしてたら

ココロなんていうものはすぐに壊れて

 

 

真っ暗闇に落ちていくわ。

 

 

想像でしかないけれど、

きっとそれはとても怖いことよ。

 

 

「怖い」感情も

 

「人形」のわたしたちからしたら

 

それこそ「分からない」ことだけれど。

 

 

 

 

‥‥‥ねぇ、旅人さん??

どうしてあなたはそれでも愛すということを続けるの??

 

 

それは人形のわたしたちにとっても素敵な何かがあるのかしら??

 

 

‥‥教えてもらったとしても、

きっとすべてが分かるということはないわ。

 

でも素敵なのだと何となく分かるの。

 

顔を見れば、わかるわ・・・。

 

 

その闇の中にも、光の下の星の眩くようなところでも

 

見てみたいと、そう思うから。