わたしの心

詩 綴りたい

貪る日々

今日も肉を貪る。

 

血に濡れて、

口も手も何もかもを血に濡らして。

 

カニバリズムのようでもあり、

上品にフレンチのコースを食べているように。

 

食べているのを見て、

不思議と恐怖感は感じなかった。

 

 

とても綺麗で美しい、などと。

そういう風に考えて惚けてしまう。

 

 

「美味しそうに食べるね」

 

 

などと言ってみてもきっときみにはこの声は届かないだろう。

常に食べ続けているきみに、

こんな言葉は届かない。

 

 

確信めいた風に思う。

 

 

本心でそう思う。

「美しいな」と。

 

そう思う自分も狂っているのだろうか。

血まみれの君のように。

 

 

今日も今日とて、

肉を貪る。