無の世界へ
ここはいつから無の世界になってしまったのだろう。
輝く星々をもう、
幾年と見れていない。
いつからこの世界は壊れて狂っていったのか。
慈悲の女神でもいれば
この世界は壊れて崩れていくことなく
このままずっと美しい星のままだったのか。
たらればの創造妄想をしていても
結果なんか見え切っている。
この世界が無になることなく、
美しいままでいられることなんか、
きっと無理だったに違いない。
今にもこんなにも壊れて崩れ落ちているのに
そこから救い出す方法なんか、
神様でもなんでもない私には無理な問題だ。
ならばいっそ、
壊してしまおう。